2024年5月

楽天モバイルのプラチナバンドは6月にも商用化

2024年5月26日

楽天モバイルのプラチナバンドは6月にも商用化 「カバー率を上げるツールに」と三木谷社長
 楽天モバイルは5月13日、「プラチナバンド」と呼ばれる700MHz帯を使った携帯電話サービスについて、6月からの商用化を目指すと明らかにした。以後、主要都市部などから順次エリアを拡大していく。

 13日に行われた「2024年度第1四半期決算説明会」の中で三木谷浩史社長が説明した。いわゆるプラチナバンドは、遮蔽物があっても電波が回り込みやすく、室内や地下などでも届きやすい周波数帯のこと。一般的に700M~900MHzを指す。
 楽天モバイルは、2023年10月に700MHz周辺の空き帯域を割り当てられ、既存の1.7GHz帯の無線設備に700HMz帯対応の無線機を追加する形で基地局を増やしてきた。今年4月30日には試験電波の発射を始め、「何ら問題はない」(三木谷氏)という。

 ただし同社に割り当てられたプラチナバンドは、上り/下り各3MHz幅と限られた帯域のため、通信のキャパシティを増やすのではなく、地下鉄や屋内でもつながるための「カバー率を上げるツール」として使う考えだ。

 楽天モバイルは、プラチナバンド活用に加え、5G(Sub6)と呼ばれる3.7GHz帯のエリア拡大、KDDIとの新ローミング契約などにより、ネットワーク品質の向上とカバレッジの拡大を図る。さらに低軌道衛星と市販スマートフォンとの直接通信によるモバイル・ブロードバンド通信「SpaceMobile」も26年内の開始を目指している。

 三木谷社長は「プラチナバンドを効果的に使っていく。26年中には衛星と(スマートフォンとの)直接通信も始める。楽天モバイルは、“つながりやすさ”でもナンバーワンを目指す」と話している。

LINEの“スタンプ合成”が人気、1日に送信1200万回

2024年5月19日

LINEの“スタンプ合成”が人気、1日に送信1200万回 履歴からの再利用も可能に
 LINEヤフーは5月17日、「スタンプアレンジ機能」を使ったスタンプの送信回数が、全世界で1日あたり1200万回を超えたと発表した(13日時点)。アレンジしたスタンプを履歴から再利用する機能も使えるようになった。


 スタンプアレンジ機能は、2000万種以上のスタンプを最大6個まで組み合わせ、大きさや角度などを調整し、1つのスタンプとして送信できる機能。5月13日に本格提供を開始したところ、SNSを中心に“スタンプ合成”などと話題になった。

 アレンジしたスタンプの再利用は、新機能として発表した際に予告していたもの。トークの履歴タブにアレンジしたスタンプが自動保存され、ここから再利用する仕組みだ。自動保存の機能を使うにはLINEアプリを最新のVer.14.7.0にする必要があるが、Android版アプリが13日、iOS版も16日にリリースされた。

 なお、LINEヤフーによると、アレンジして送信したスタンプの再編集は現時点では不可。1つのスタンプの大きさや角度を変更して送信した場合は、アレンジした状態ではなく通常のスタンプとして履歴に保存されるといった制限があるという。

HISモバイル、「OPPO A79 5G」「nubia Flip 5G」が抽選で99%オフのセール開催 6月20日まで

2024年5月12日

HISモバイル、「OPPO A79 5G」「nubia Flip 5G」が抽選で99%オフのセール開催 6月20日まで
H.I.S.Mobileは、MVNOサービスHISモバイルにて、5月10日から6月20日まで「SUMMER SALE! 2024」を開催する。

 本セールでは、対象製品を抽選で99%オフで販売。スマートフォン「OPPO A79 5G」は通常2万9800円が298円、「ZTE nubia Flip 5G」は通常7万9800円が788円、ARグラス「ARグラス XREAL Air」は通常4万9970円が620円になる。当選発表は6月24日。

日本通信が“安すぎる”30GBプラン提供に踏み切った背景

2024年5月5日

日本通信が“安すぎる”30GBプラン提供に踏み切った背景
MVNOの老舗、日本通信は11月27日に「合理的30GBプラン」を提供開始した。30GBのデータ容量と1カ月間合計で70分間の無料通話をセットにしたプランで、1回5分の音声通話定額を選択することも可能。月額料金は2178円(税込み、以下同)と、無料通話を加味すると、中容量プランの中では頭1つ抜けて安い。同社は、2021年2月に「合理的20GBプラン」を導入していたが、合理的30GBプランはこのデータ容量を10GB増量したもの。新料金プランの追加ではなく、料金プランの改定という位置付けだ。

 料金を据え置きにしたこともあり、既存のユーザーも自動で合理的30GBプランにアップグレードされる。日本通信では、データ容量が1GBで290円の「合理的シンプル290プラン」や、平均的なユーザーに向けたデータ容量10GBの「合理的みんなのプラン」を用意しており、合理的30GBプランと合わせて3本立ての料金プランを主力にする。容量から中容量のやや大きなデータ容量までをカバーしているといえそうだ。