2023年7月
チャットで飲食店予約
チャットで飲食店予約 「食べログ」アプリでGPT活用、「明日3人で入れる個室焼き肉屋教えて」で検索OK
カカクコムは、「食べログ」のiPhoneアプリで、Open AIのAPIを使い、対話しながら飲食店を予約できる「食べログAIチャット(β)」を、β版として公開した。専用メニューから利用申し込みしたユーザー限定で、順次利用できるようにする。

「渋谷で明日の19時に3人で入れる、個室がある焼肉屋さんを教えてください」などと入力すると、希望に合ったお店リストをチャット画面に表示。店名やイメージ画像、食べログ点数、予算、空席時刻などを一覧で確認できる。
検索結果に対して、「やっぱり20時からにしたい」など条件を変更して再検索も可能。行きたい店が見つかったら、空席時刻のボタンをタップすると店舗ページの予約画面に移動する。
生成AI登場でデータセンターに特需
生成AI登場でデータセンターに特需ソフトバンクはNVIDIAと組んで次世代データセンターを構築
7月19日、IIJのデータセンターである「白井データセンターキャンパス」を取材してきた。先週、KDDIの多摩にあるネットワークセンターを取材したばかりだが、千葉県白井市も東京都多摩市も、災害リスクが少なく、都心(大手町)からも近い場所と言うことでデータセンターの集積地になっているという。
データセンターの空調設備でトレンドと言えるのが、外気を直接入れ込むという手法だ。KDDIとIIJは外気を取り込み、冷水で冷やした空気でデータセンターを温度を下げている。サーバーで温まった空気を再び、外に出すというやり方だ。
IIJでは、データセンターで利用されるサーバのCPUの最大消費電力(TDP:Thermal Design Power)が今後、300Wを超えると公表されていることや、生成AIのデータ処理に必要とされるGPU搭載サーバの需要を増える見込みもあるため、10~20kW/ラックの電力需要に対応するという。
日本でも生成AIのデータ処理は増えるのは確実であるため、今後、さらに多摩市や白井市などにデータセンターが増えていくことだろう。
白井データセンターキャンパスの取材で個人的に興味深かったのが、駐車場にあった「DXEdge」というエッジデータセンターだった。
高さ1メートル程度の冷蔵庫ぐらいの大きさの箱のなかにサーバーなどが収容されており、隣にはクーラーの室外機が設置されている。箱の上にはStarlinkのアンテナが置かれており、サーバーとして屋外に設置したり、固定回線を繋げれば室内でも利用できるというものだ。
ちなみに、DXEdgeの横にはローカル5Gの基地局も設置されていた。現在はつながれていないようだが、今後、ローカル5Gの基地局とエッジサーバーとして利用を想定しているようであった。
5Gの到来によって「超低遅延の処理」が特徴だと散々、語られていたが、いまのところ、エッジサーバーによる「超低遅延の処理」を生かしたようなサービスが出てきているようには思えない。
しかし、生成AIの登場によって、AIの処理はエッジサーバーで行うという取り組みも出てきそうな気配となってきた。クアルコムでもSnapdragon上で、イラストをAIが描くといった取り組みを紹介していたが、さすがにSnapdragon上でなんでも生成AIが処理するというのはまだ無理がありそうな感がある。
その点、スマートフォンでテキストや画像を取り込み、エッジサーバー上のAIが処理して、スマートフォンに返すという、5Gの登場時に描かれていた青写真がようやく現実のものになろうとしている。
今週、メタとマイクロソフトの提携話が話題になったが、これにより、スマートフォン上でのAI処理は両社がガッツリと抑えにかかるのか。それとも、Androidを入り口とするGoogleが踏ん張るのか。一方で、これまた今週、「AIを開発している」と謎の報道があったアップルはどのように巻き返しを図るのか。
キャリアとしては、ソフトバンクはNVIDIAと組んで、全国に生成AIと5Gを軸とした次世代データセンターを構築しようとしている。
生成AIの登場により、データセンターとスマートフォンの関係性がますます面白くなってきそうだ。
通信障害時でも1枚のSIMカードで
通信障害時でも1枚で複数の携帯電話網に接続できるSIMカードを提供開始インターネットイニシアティブは、SIMカード1枚で複数の携帯電話網に接続できる「マルチプロファイルSIM」を、ネットワーク機器およびIoT端末事業者向けに提供開始した。

マルチプロファイルSIMは、1枚のSIMカードで複数の携帯電話網を切り替えられるため、SIMスロットを機器に複数用意する必要がない。また、端末機器に搭載したプログラムからのコマンド送信でプロファイルを切り替えられるため、既存端末もソフトウェアの小規模な改修で対応できる。
同SIMカードは各プロファイルの加入者データベースが独立しているため、片方のデータベースに障害が発生している場合は、もう片方のプロファイルに切り替えて通信が可能だ。ローミングサービスよりも確実な通信を確保できるだけでなく、IIJプロファイルをメインに選択することで、より安価な料金で利用できる。
iPhone SE(第2世代)が1円に
ゲオ、UQ mobileと中古iPhone同時購入キャンペーン iPhone SE(第2世代)が1円に
ゲオストアは、7月7日に格安SIM 契約サイト「ゲオモバイル 格安SIM・モバイルネット」で「UQ新料金プラン発表!iPhoneサマーセール」を開始した。期間は7月25日まで。
本キャンペーンは対象の中古iPhoneとUQ mobileの音声SIMを同時購入し、トクトクプラン/コミコミプランをMNP契約かつ増量オプションIIを契約するとMNP割引2万2000円が適用となる。
価格はiPhone SE(第2世代)とiPhone XRは通常価格2万2200円(税込み、以下同)のところ1円、iPhone 12 miniは通常価格4万1800円のところ1万9800円となる。それぞれ液晶に傷が少なく、使用されているが良好な状態で動作や機能に問題がない「状態A」の端末。申し込みはWeb限定で、UQ mobileの音声SIMカードとセットでの契約が条件となり、本体のみの購入は不可。
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