スマホ乗っ取る「SIMスワップ」詐欺か
スマホ乗っ取る「SIMスワップ」詐欺か 他人装い出金容疑で女逮捕
携帯電話の契約者情報が記録されるSIMカードを入手しスマートフォンの電話番号を乗っ取る「SIMスワップ」と呼ばれる手法を使い、他人の口座から不正に送金したなどとして、警視庁サイバー犯罪対策課は詐欺や組織犯罪処罰法違反などの疑いで、無職の大根田愛美容疑者(30)=栃木県上三川町=を逮捕した。SIMスワップによる被害は全国で相次いでおり、大根田容疑者は「闇バイト」に応募した可能性があるという。
SIMスワップは、偽サイトに誘導して入力させたパスワードなどを盗み取る「フィッシング」などで入手した個人情報を基に、偽の身分証明書を作成。SIMカードを紛失したなどとして携帯電話販売店で再発行させるというもの。SIMカードが再発行されると、被害者の手元にあるカードは利用停止になり、スマホが使えなくなる。
一方、犯人側は再発行されたSIMカードを別のスマホに入れれば被害者の電話番号を使えるようになり、ネットバンキングの口座にアクセスして不正送金も可能になる。ネットバンキングのアプリの「ワンタイムパスワード」や、自動音声による本人確認の電話などが、犯人側のスマホに届くため認証を突破され、被害者になりすますことですり抜けられるという。
大根田容疑者も、こうした手口で2022年7~10月の間に、不正送金に関わったとみられる。逮捕容疑は22年9月2日、不正に入手した東京都の40代の女性の個人情報を利用し、栃木県内の携帯電話ショップで女性になりすましてSIMカードをだまし取った。さらに、女性のネットバンキングの口座に不正アクセスし、197万円を暗号資産アカウントに送金したとしている。
SIMスワップは犯行時間の短さが特徴で、サイバー犯罪対策課によると、大根田容疑者がSIMカードを再発行してから、暗号資産のアカウントに送金するまで、わずか15分間だったという。
調べに対し、大根田容疑者は容疑を認め「お金がなく、ネットで高収入の副業を探した」と供述。サイバー犯罪対策課は闇バイトに応募した大根田容疑者は、計約9000万円の不正送金に関与したとみており、指示役の割り出しも進める。
携帯電話の契約者情報が記録されるSIMカードを入手しスマートフォンの電話番号を乗っ取る「SIMスワップ」と呼ばれる手法を使い、他人の口座から不正に送金したなどとして、警視庁サイバー犯罪対策課は詐欺や組織犯罪処罰法違反などの疑いで、無職の大根田愛美容疑者(30)=栃木県上三川町=を逮捕した。SIMスワップによる被害は全国で相次いでおり、大根田容疑者は「闇バイト」に応募した可能性があるという。
SIMスワップは、偽サイトに誘導して入力させたパスワードなどを盗み取る「フィッシング」などで入手した個人情報を基に、偽の身分証明書を作成。SIMカードを紛失したなどとして携帯電話販売店で再発行させるというもの。SIMカードが再発行されると、被害者の手元にあるカードは利用停止になり、スマホが使えなくなる。
一方、犯人側は再発行されたSIMカードを別のスマホに入れれば被害者の電話番号を使えるようになり、ネットバンキングの口座にアクセスして不正送金も可能になる。ネットバンキングのアプリの「ワンタイムパスワード」や、自動音声による本人確認の電話などが、犯人側のスマホに届くため認証を突破され、被害者になりすますことですり抜けられるという。
大根田容疑者も、こうした手口で2022年7~10月の間に、不正送金に関わったとみられる。逮捕容疑は22年9月2日、不正に入手した東京都の40代の女性の個人情報を利用し、栃木県内の携帯電話ショップで女性になりすましてSIMカードをだまし取った。さらに、女性のネットバンキングの口座に不正アクセスし、197万円を暗号資産アカウントに送金したとしている。
SIMスワップは犯行時間の短さが特徴で、サイバー犯罪対策課によると、大根田容疑者がSIMカードを再発行してから、暗号資産のアカウントに送金するまで、わずか15分間だったという。
調べに対し、大根田容疑者は容疑を認め「お金がなく、ネットで高収入の副業を探した」と供述。サイバー犯罪対策課は闇バイトに応募した大根田容疑者は、計約9000万円の不正送金に関与したとみており、指示役の割り出しも進める。
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