「5G」は「LTE」と何が違う?

2018年11月18日

「5G」は「LTE」と何が違う?
携帯電話(移動体通信)の世代を振り返る

 5Gは「Fifth Generation」、つまり5世代目の移動体通信システムという意味だ。

 「5世代目」となると、これまでに4世代の移動体通信システムが存在したということ。これまでのシステムを簡単に振り返ってみよう。

1G(第1世代):アナログ方式で電話を“ワイヤレス化

2G(第2世代):アナログからデジタルへ パケット通信も

3G(第3世代):より高速なデータ通信を実現
移動体通信の第3世代は、旺盛になるデータ通信への需要に応えるべく、パケット通信のより一層の高速化が図られた。2Gまでは国・地域ごとに乱立する傾向にあった移動体通信規格を世界で統一しようという動きもあったものの、いくつかの規格が「標準」とされ、その中でも「W-CDMA(ワイドバンドCDMA)」と「CDMA2000」の2規格が広く普及した。

4G(第4世代):データ通信に特化して高度化

5G(第5世代):高速・大容量化:高い周波数帯や新技術を活用