2018年10月
偽装アプリに注意
ウイルス対策を偽装したAndroidアプリに注意Google Play上で、ウイルス対策としてアップロードされているセキュリティアプリの中に、セキュリティ機能を持たないものが存在することが判明した。これらのセキュリティアプリは広告を表示し、効果のない疑似セキュリティ機能を実装しているという。
こうしたアプリは2018年4月の時点で35種類が存在したという。アプリは機能を検証されずに数年間存在していたようで、Google Playの統計によると累積で600万回以上インストール実績があった。すべてが正規インストールではないだろうが、それでも多くの人がインストールしたのは間違いない。これらのアプリには有料アップグレードでセキュリティを強化するとうたっているものある。
セキュリティ機能は稚拙で、正統なアプリを脅威と認識したり、自身をリスクあるアプリと検知したりする。こうした誤検知だけでも迷惑な話だが、問題は保護レベルがまったくないにも関わらず、使用者が「導入したから安全」という間違った意識を持ってしまうことだ。
すべてのアプリにいえることだが、インストールはきちんと下調べをしてから行うことが重要だ。現在、この35種類のアプリは削除されている。
ドコモが信用スコア提供
ドコモが信用スコア提供 金融機関が融資に利用NTTドコモが、回線契約者の情報を使った個人の信用スコアの提供サービスに乗り出す。信用スコアを金融機関に提供し、金融機関が融資審査に利用する。「ドコモが取得しているビッグデータからお客さまごとの信用スコアを算出する。金融機関はそれを利用して、お客様に最適な融資プランを提供できる」(NTTドコモの吉澤和弘社長)
信用スコアは「ドコモスコアリング」と呼び、契約内容、回線の利用期間、携帯料金の支払い履歴、コンテンツ・サービス利用状況などからスコアを算出する。スコアは金融機関だけに提供され、利用者は自分のスコアを知ることはできない。
また、家計簿アプリ大手のマネーフォワードと提携し、マネーフォワードが持つ個人の銀行口座連携機能をもとに、最適な返済計画を提案する機能も提供する。さらに、ドコモが提供するサービスと連携し、ドコモの送金・決済サービス「ドコモ口座」に融資額を入金し、それをセブン銀行のATMから出金することも可能だ。
回線契約者情報を用いた信用スコアサービスは、ソフトバンクとみずほ銀行が合弁会社「J.Score」を通じてすでにサービスを提供している。ドコモは今後、全国の金融機関にも順次信用スコアを提供していく計画だ。
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